お米の苗の作り方・育て方|お米の種まきの準備:岡崎農業法人オペレーター加藤
春から、お米づくりの1年がスタートします。
良質なお米を作るためには、種まきから適切な処置・管理することがとても重要です。
本記事では、3月から4月にかけて行う「お米の種まき」について解説します。
本記事を通して、農業の大切さや楽しさ、そして厳しさを知ってもらえたらうれしいです。
お米の種まきとは
お米の種まきとはその名の通り、お米に成長する種(種モミ)をまく作業です。
種まきには以下の2つの方法があります。
- 直播き(じかまき)
- 育苗(いくびょう)
2つの方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
直播きは、機械を使用して、田んぼに直接種をまく方法です。
育苗の工程をカットできるメリットがありますが、自然の影響を受けやすく、苗が成長しにくいデメリットがあります。
その一方、育苗は苗を成長させる手間がありますが、自然の影響を受けにくく、苗の管理がしやすいです。
その結果、効率よく健康状態の良い苗が準備できます。
オペレーター加藤では、育苗するための種まきを省力化する為、独自にベルトコンベアを制作しました。
独自のベルトコンベア式種まきの7ステップ
ここではお米の種まき(育苗)の7ステップをご紹介します。
オペレーター加藤では「ベルトコンベア式」の方法で、育苗するための種まきをしていきます。
- 育苗箱をセットする
- 育苗用土を敷く
- 水で育苗用土を湿らせる
- 種モミをまく
- 覆土をする
- 肥料が混ざった水をかける
- 3日間、日陰で休ませる
1.育苗箱をセットする
種と育苗用土を敷き詰めるために、育苗箱をセットします。
一定数の箱を重ねてセットしておくことで、ひとつずつベルトコンベア上のレールにセットされます。
2.育苗用土を敷く
良質な苗を育てるために、育苗倍土(いくびょうようど)を敷きます。
できるだけムラなく、均等に敷き詰めるのがポイントです。
3.水で育苗用土を湿らせる
あらかじめ、育苗用土を水で湿らせておきます。
4.種モミをまく
お米に成長する「種モミ」を均等に撒きます。
5.肥料が混ざった水をかける
種をまいたあとは、肥料が混ざった水をかける工程です。
この工程により、苗の成長を促進させます。
6.覆土をする
最後に、土を上から被せます。(覆土)
覆土には、保湿効果や温度管理、害虫からの保護など、さまざまな役割があります。
ベルトコンベア上での作業は、この工程で終了です。
7.3日間、日陰で休ませる
種まき終了後の育苗箱を、日の当たらない場所で3日間ほど保管します。
日陰で寝かせたあとは温室で管理します。
まとめ:種まきは、春の田植えに向けて始まる
今回は、種まきの種類や実際の作業の様子について解説しました。
種まきを終えれば、今度は育苗・管理に移ります。
適切な管理、処置を行わなければ、健康な苗は成長しません。
次回は、その苗の管理方法について紹介予定です。
ぜひ、次回記事の更新をお待ちください。
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